たまたまなのか、なんなのか。

ちょっと脱力してるんで、だらだらと愚痴ってみる。


昨日、『PRESIDENT』の2014年9月1日号の記事がWebにアップされた。
なぜか、3か月前の記事が、佐賀県知事選前のこの時期に。


● 利用客殺到! 佐賀・武雄市図書館の「体が喜ぶ空間」(PRESIDENT Online)
http://president.jp/articles/-/13950?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter


ここでも、図書館利用者に対して「一掃」という言葉が使われている。
(以下、太字は PRESIDENT Online の本文より引用)

昨年の4月にオープンしたとき、ここにはまだジャージにサンダルを突っかけた人たちが出入りしていました。それが今では一掃されて、来る人はみんなおしゃれをしています。
http://president.jp/articles/-/13950?page=4


なぜ、「ジャージにサンダルを突っかけた人たち」は「一掃された」(ことになっている)のか。
「格好が良くないと駄目」だから、らしい。
「一流の空間(=新しい武雄市図書館)に相応しくない」、「借景にならない」ってことか。
以下、GLOBIS.JPより引用。

武雄市長・樋渡氏×クリエイティブディレクター・水野氏「くまモン武雄市図書館が九州を変える?〜地域活性化にデザインが果たす役割〜」 後編(G1九州・沖縄)

樋渡:来館者も借景にしようということを強く意識していた。だから格好が良くないと駄目。実際、オープンしてから10日間前後はジャージ族ばかりだったが、少しずつ駆逐されていった。http://www.globis.jp/2913


ここでは「一掃」どころか、「駆逐」されてしまっている。
ジャージにサンダルってだけで、「害虫」扱いか?

私は、資料を探したり、本を借りるために図書館に行く。
“「ここに来て本を読んでいる自分はちょっとイケている」と感じることの出来る佇まい”を求めて図書館に行く人がいても、それは別に構わない。
けど、格好よくないから、おしゃれじゃないから、「一掃された」「駆逐された」と面白おかしく、しかも自慢話のように広められるのは、正直くそむかつくんだわ(失礼)。
私も夏場はたいていサンダル履きだし、同じ服を10年も20年も着てツマに呆れられたりはしてるけど、おしゃれじゃないからと公立図書館から「駆逐」されるいわれはないわな。


「一掃」については、以前にも書いてたな。

● [武雄] 真っ当な人ではない「生活保護予備軍のような人たち」は、「一掃された」のか。
http://d.hatena.ne.jp/ar-x/20140302/1393775652


あと、定期的に読み返しておきたい記事もふたつ。

● ハフィントンポスト日本版
 武雄市図書館が開館前にDVDを大量除籍 「館内併設のTSUTAYAに配慮?」との疑問の声に武雄市は否定
http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/24/takeoshi_n_5203682.html

● サーバ管理者日誌
 シリーズ武雄市TSUTAYA図書館(26) - 武雄市図書館・歴史資料館の改修にあたって廃棄された蔵書・視聴覚資料の一覧
https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20140421S1