続・懸念

昨日の佐々木氏出馬断念について、今朝の新聞記事。


佐賀新聞【選挙さが】 2014年12月2日
 佐々木氏、知事選出馬断念 自民県連への推薦願取り下げ

佐賀新聞の取材に対し、TPP交渉のヤマ場を控え、甘利明TPP担当相から強く慰留されたことや、「衆院選佐賀県内の自民党や支持団体が分裂する事態を招くのは好ましくない」と説明した。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/131404

↓ とりあえず、この記事は、ぜひ全文をご一読いただきたい。

佐賀新聞【選挙さが】 2014年12月2日
 =急転 知事選= 佐々木氏出馬断念

今回の出馬断念には、樋渡氏で一本化を迫る党本部の強い意向が働いたとみられる。県連内には党主導の“裁定”に不満もくすぶり、2日公示の衆院選へのしこりを懸念する声も漏れる。
(略)
樋渡氏の出馬に難色を示していた県連や業界団体の関係者らは、水面下で佐々木氏擁立を模索、県内の首長らも支援する姿勢を伝えていた。29日には伊万里市支部から本人署名の推薦願を県連に提出するなど、「ほぼ出馬する方向でまとまりつつあった」という。
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30107/131402

西日本新聞 2014年12月2日 2面
 佐賀県知事選出馬 佐々木氏が断念

知事選をめぐる自民分裂の様相に、衆院選での結束の乱れを懸念する声が上がり、関係者が佐々木氏に出馬見送りを迫っていた。
(略)
佐々木氏の出馬断念に県内の自民党関係者は「地元の意向をつぶすような党本部のやり方には不満だ。衆院選にも影を落とす」と話し、農協幹部も「この状況のままではまとまれない。知事選は自主投票になるかもしれない」と語った。
(Web掲載なし)


佐賀新聞には「佐々木降ろし」という言葉も出てくる。

自民党本部の強い意向による(とみられる)一本化は、「県内の首長らも支援する姿勢を伝えていた」候補の方ではなかった。
党本部は、地元の意向をつぶし、その候補に出馬断念を迫っている(迫ったのは「関係者」らしいが)。
「こんなばかな話があるか。なんで党本部が佐賀の選挙に手を突っ込むのか」、「党本部のやり方には怒りすら覚える。やってられない」といった県連関係者の言葉は、吐き出さずにはおれなかった本音だったろう。
「党幹部に近い県内関係者からの要請」が、県連の総意でなかったことは記事から読み取れる。

つまりさ、「圧力」ってことだよね?
理由は、「分裂回避」とか「党内の結束」とかだけじゃないだろ?
佐々木氏にどうしても降りてもらいたかった人たちがいるんじゃねえの?
なんて、勘ぐっちゃうわけだ。
政治の世界ってそんなもんだと言われればそれまでなんだがな。



正直、政治ネタは苦手だ。
ばってんさ。県民のひとりとして、こん件のくーっはがいかっちゃんね。